あしつば太鼓クラブに「どんどんチーム」と「つくつくチーム」発足!
4月から始まった「あしたのつばさ」(放課後等デイサービス)の太鼓クラブは、毎週木曜日16時30分から18時まで、神洲太鼓道場で約30名の特性を持った子供たちが修練をしています。
太鼓の持つ「褒めやすい」特徴と、「わかりやすい」特徴を生かして、特性の子供たちが自己肯定感を高め、また褒められる経験を多く積み重ねることで、安心して通所できる居場所になることを大きな目標としています。
3か月たった今、特に中高生の集中力の高さが際立ち、覚えの速さも、また意欲の向上、行動力の活発化も甚だしいことから、主に小学生チームを「つくつくチーム」とし、中高生を「どんどんチーム」と名付けて2チームに分けました。さらにチーム内での子供たちの「役割を明確にする」ことで、自分の存在価値を高めてもらい、生き生きとした表情を引き出すことに成功しています。
神洲太鼓とあしたのつばさの福祉的アプローチの融合に関して重要な価値観を、私たちは次のようにとらえています。
①【太鼓を打つ】…体力・リズム感
②【周りの音と合わせる】…協調性
③【わかりやすさ】…自信(アクションとリアクションの反応)
④【挨拶を大切にする】…礼儀
⑤【パーソナルスペースの確保】…安心集中できる環境
神洲太鼓を父から引き継いで16年め、このような福祉的アプローチに和太鼓が融合することで、さらに有意義な社会貢献活動ができることが手ごたえとして感じられています。
現場は毎回大変な緊張感ですが、スタッフの方々の手厚い支援と、熱心な太鼓への理解のおかげで、とても楽しく充実した時間を子供たちと共に過ごさせてもらっています。
もちろん、このような臨場感のある現場の裏には、支援員の方々の大変な準備があり、また月1回必ず行われる会議でのセッションも、運営上とても重要な要素を持っています。私自身も、毎回レジメを見て、役割を確認してから参加します。
まずは、みんなが「安心して通える居場所」を提供できるように、いろいろな知恵を駆使して頑張ってみたいと思います。
もしも、ご自身のお子さんが「和太鼓」を通して特性に向き合い、個性を引き出したいと思っておられる保護者様がいらっしゃいましたら、遠慮なくお問い合わせください。
神洲太鼓 (093)695-0788 担当 村上まで。